2007年05月29日

河瀬直美監督「殯の森」がグランプリ

2007年5月29日(火)06:13

 フランスで開催されていた第60回カンヌ国際映画祭の授賞式が27日に行われ、コンペティション部門に出品されていた河瀬直美監督(37)の「殯(もがり)の森」が最高賞(パルムドール)に次ぐ審査員特別大賞(グランプリ)を受賞した。作品は地元・奈良市が舞台で、河瀬監督は「小さな村で撮影した映画が、こんなに大きな賞を獲りました」と喜んだ。

 緊張した空気が張りつめた授賞式が行われるリュミエール劇場。審査委員長の英監督スティーブン・フリアーズの「THE MOURNING FOREST」(英題)の声が響き渡ると、一斉に歓声。河瀬監督は少しこわばった表情で立ち上がり、周囲に会釈した。

 10年前に「萌の朱雀(もえのすざく)」で新人監督賞を受賞しているとはいえ、カンヌの大舞台で「第2位」の快挙。プレゼンターの仏女優キャロル・ブーケから賞状を受け取ってもまだ信じられない様子で、「映画を作り続けてきて良かった」の第一声後、ようやく笑みが漏れた。

 「人生には困難も、痛い思いもたくさんある。人間は光や風、亡くなった人の面影などを心の支えにして、1人でも立っていられる生き物と思います」。スタッフや家族の名前を連呼する受賞者の中で、映画のテーマを力強く訴えた河瀬監督の受賞スピーチに、会場は大きな拍手を送った。

 コーエン兄弟、クエンティン・タランティーノ、エミール・クストリッツァら、第60回のコンペはパルムドール受賞監督の有力作がずらり。その中で、認知症の男性と子供を亡くした介護士の女性が男性の妻の墓を探して森をさまよう物語。「殯」とは、本葬前に棺に遺体を納めて仮に祭ること。審査委員長のフリアーズが「好きな作品」と強烈にプッシュ。激戦の審査を勝ち抜いた。

 地元、奈良市での撮影にこだわり抜いた河瀬監督は「小さな村で撮った映画が、こんなに大きな賞を獲りました」と、協力してくれた奈良市民にメッセージ。遠いカンヌで喜びをわかちあった。

 女性監督の主要部門受賞も93年「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオンの最高賞以来。その最高賞を逃したことに「残念。次のステップにできる」と、頂点への意欲もみせた。


http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/movie/kfuln20070529006002.html


タグ:映画
posted by きすけ at 09:21 | Comment(0) | TrackBack(2) | 映画
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逆のダッチ人形!
Excerpt: 色々と命令されて人形みたいに扱われるバイトを発見した!ヤバい(笑)
Weblog: NYようすけ
Tracked: 2007-05-31 23:09

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Tracked: 2007-06-03 08:28
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